2025/03/31 09:50
過去作品の紹介です
直径30センチの大きな皿、こちらは木工職人である友人のご結婚御祝に贈った大皿です
戸棚のスペースを測り、欲しい寸法をリクエストいただいて、それに合う様制作しました
焼き上がりに約1割程縮む計算で、ろくろでは直径34センチで挽きました
計量してみるとジャスト1㎏!見かけの大きさに対してとても軽いです
しかし皿を流しで洗う時は、皿を片手で裏表、返しながら洗います
30センチもの皿はそのサイズから、1㎏より重く感じるのではないかと思います
「重さ」については長年考えていました
始めのうちは軽く軽く、と作っていました
が、ふとうつわを触っている時に、見た目と重みのギャップに気持ち悪さがあり
そこのギャップが無いものの方が心地いいのではないか、と考えるようになりました
紆余曲折あり、今は小さい器はやや重く、大きい器はやや軽く作る、というスタイルに
「人が使う」という点において、便利さはあきらめてはいけない所ですが、やきものならではの重み、重量感に愛おしさを感じたり
手間がかかるからこその豊かな時間、みたいなものを感じてもらうのも、かねてからの目標であります
これからもきっと試行錯誤は続きます