2025/11/19 13:00

以前から制作していた、コーヒードリッパー
なんと木工作家の「ATELIER SATCH」さんと共同で制作することが決まりました!
SATCHさんが木のホルダーを、私が陶のドリッパーを担当します

試作を作ったのは6月ごろ、焼きあがった試作で実際にコーヒーを淹れてみつつ、ハンドドリップの勉強もすすめました
実際にやってみると、淹れてみなきゃわからないことばかり
「形には理由がある」まさにこれ
右が初回制作のドリッパー、左が今回新しく制作したドリッパー
使ってみて感じた改善点を盛り込んだ改良版です

第一に、コーヒーフィルターの座りが良い角度
そして一般的サイズ(1~4人用)のフィルターが丁度いい内径の深さ

コーヒーはドリッパーの形状で味が変わる、ということはほんのり知っていましたが、穴の数が関係しているくらいかと思っていました
詳しく知れば知るほど奥が深く、穴の大きさは勿論、リブ(内側のスジ)の深さや、そのリブが穴にどうつながっているかまで大切だったのです
何に関係しているかと言うと、注がれたお湯が粉を通ってどんな速度で下に落ちるかです
作り上げたいコーヒーの風味に合わせて、ドリッパーは形造られるということを学びました

こだわる部分も沢山、クリアしなければいけない点も沢山、とてつもなく、燃えました笑
試行の末出来上がった今回のドリッパー
「湯抜けの良いドリッパー」を目指した形です
注がれた湯の落ちる速度が速いということは、しっかり抽出してボディ感を強く感じたい方、すっきりとしたコーヒーを淹れたい方共に、ハンドドリップの際注ぐスピードで調節できる、自由度の高いドリッパーです

実際に時間を測りつつハンドドリップして、コーヒーを何度も淹れて飲んでみました
底穴が大きくなったことで、使用後シンクに仮置きする際も、伏せずに安定して置けるようになりました
そういう細かな使い勝手の良さも、とても大事
まだまだ改良は続くかもしれませんが、第一回目のお披露目は札幌モノヴィレッジ2025秋に!
私のブースと、ATELIER SATCHさんのブースにて展示販売を行いますので、ご覧いただければ幸いです!